ラブライブ 劇場版を見に行った話 前編

それは、一言では片付けられない長編ストーリーであった

長くなるので記事を折りたたみます




さて、お盆休みです

しかしながらとりわけ予定も無く、ただ無為に時間を消費していっていた
そのことに恐怖を覚え、ふと思い立った

「ラブライブ(劇場版)を見に行こう!」

そう思ったのは、先先日友人(ラブライバー)に会ったときにこんなことを言っていたことがきっかけである

「いやー今朝通算12回目のラブライブ劇場版見に行ってつかれたよー」

なぜ12回も?と思ったが、どうやら入場特典狙いのようであった
そのとき、そういえば自分はまだ観ていないことを思い出させられた
聞けば、もうあまりやっている劇場も少なく、もうすぐ終わりそうだという

ーーそれから数日後

いくしかない!そう決心した

まずは、今やっている劇場を調べて驚愕する

(・・・さすがに最寄の劇場じゃやっていないか、ここから一番近い劇場は・・・
そうか、わかってはいたがここしかないか・・・)

その劇場は、自宅から程よく遠い場所である
というか距離というよりもアクセス性の問題で遠いのである
直線距離で言えばさほど遠くないのだが、電車を使うとそこそこ迂回しなくちゃいけなくてめんどくさい
そこで思った

(チャリでいくか・・・?連休だしそれくらいのチャレンジやってもいいんじゃないか?)

ざっと計算した結果、1時間必死にこげばつきそうである

一方、もうひとつ問題を抱えていた

上映時間である

ほんとにあまりやっていないらしく、夜しか上映されていない・・・
そして、その日の夜は見たいテレビ番組があった

上映終了時間とそのテレビ番組開始時間の差はぴったり1時間

(これは奇跡なのか?それとも天の思し召しか)

ぎりぎり過ぎて危険を伴うが、帰りなら行きで道もある程度わかっているので
迷う心配もないだろう、たぶん1時間でかえってこれるはず!

そう思って実行に移すことにした

今はお昼である
最近昼過ぎるとほんと眠くなる
例外なくその日も眠くなってきた

(出発まで一眠りするか・・・)

 そう思って一眠りする

ーー

ーー

はっ!今何時だ!?

ほっ、まだ時間には余裕あるな・・・
夢の続きも気になるしまだ寝ておくか・・・

ーー

ーー

はっ!今何時だ!?

上映開始時間2時間前!?

移動時間1時間を加味して結構ぎりぎりじゃん!

重たい頭を上げてすぐさま出発の準備をした

正直悩んだ
このまま寝ていたい
こんなときに見る夢に限って面白いのである

夢の内容ははっきりとは覚えていないがおおよそこんな感じである

よくわからないルールが局所的にある閉鎖世界
その世界に迷い込んだ自分はまわりの人の反応から違和感しか覚えない
まさに想像だにしないルールがあり、それに従って動いているとしか思えない
いったいどんなルールがあるのだろうか?
その謎に加え、微小に恋愛要素もあったりとドラマ的な要素もあり、
非常に先が気になる物語であった

もう、ラブライブの映画よりもこっちの方が面白いんじゃね?とさえ思ったりもした

しかし、いかねばならぬのだ
なぜならば、この連休中何をしていた?と問われたときに
「チャリで片道1時間かけてあそこまでいってラブライブの映画をみにいったぜ!」
そう答えられるように
この連休に何がしかの意味をもたせるために
それは非常に自分の中で重要なことであった

さて、意気揚々と出発した

出発したはいいものの、実は初めて行く道である
目的の街自体は何度かいったことはあるが、自分の足でいくのはじめてであり
道もよくわからない

方角はわかっているので、なんとなく自転車をこぐ

・・・


・・・

あちぃ・・・

しかも地味にきつい

汗だくになりながら不安な道を進んでいく

さすがに不安になったので数十分後にスマホで位置と道を確認した

(合っていた・・・よかった、この先のあの交差点を曲がればゴールだな)

道が合っていたことに安堵し、また出発する

・・・

・・・

よし、交差点だ!
これを曲がってっと
まっすぐ進めば目的地に着くはずだ!

・・・

・・・

それっぽい建物ないぞ?

ちなみに、その劇場があるのは、いわゆるショッピングモール内に配置されているものである
ショッピングモールほどの大きい建物を見逃すわけがない

・・・

しばらく進むと大きな建物を見つけた

あれだ!間違いない

・・・

・・・

ってただのでかい駐車場かよ!

そんなつっこみをしつつ先を見ると、ショッピング街的なところが遠めに見える

あれか・・・!

しかし、近づいてみるとやはり違うようである

・・・

・・・

道間違った?

すぐさまスマホで確認する

GPSオンにして、現在地と目的地の差異を確認

やはり間違えていたのである

本来曲がるべきところよりも早く曲がってしまっていた
だから適当なところで一本先の道に出ればよいことになる
少し残念だったのは、その二つの道(間違えた方と本来の道)は平行ではなくハの字になっている
なので、結構遠回りになってしまっているのである

無駄な回り道をしてしまったことに落胆した
しかし、ここまで来たのでいくしかない!

ひたすら進み、道を一本戻せる交差点まで突き進む

途中、チャリに乗ったキモオタ風貌の二人組みを見かけた

(もしや、目的を同じくする同志か?)

もしそうであれば、彼らについていけばいけそうである

そう思っていると彼らは小道に入っていった

地元民だけが知る裏道か?

彼らについていくか・・・?

いや、彼らが同志で同じ目的かはわからない

安全策をとり、自分の信じる道を進もう

そう思い、キモオタたちを道を違える

その後、再び彼らと相対するとはこのとき誰が想像していただろうか

つづく
  
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